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諏訪市中洲に2019年9月1日開院診療予約受付中

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歯周病について

歯周病

periodontal disease

歯周病とは、細菌の感染によって歯のまわりの歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質)に炎症が起こっている病気の総称です。

歯周病について

歯周病は多くの成人がかかっている病気で、小中学生からみられます。
炎症が歯肉組織のみに起こっているものを歯肉炎と呼び、
炎症が歯肉を越えて進行し歯根膜や歯槽骨の破壊をきたしたものを歯周炎と呼びます。
また近年、歯周病が糖尿病などの生活習慣病と関連していることが明らかになっています。
このように歯周病は口だけでなく、全身の健康の面からも予防が大切です。

歯周病の原因

プラーク(歯垢)

歯周病の1番の原因はプラークです。お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が存在しています。
プラークは多くの種類の細菌が増殖してかたまりとなったものです。
歯周病菌は酸素の少ない場所を好むため、主に歯周ポケットの中に存在し、毒素や酸素を放出して歯周組織を破壊していきます。

リスクファクター(危険因子)

歯周病の1番の原因はプラークですが、「口腔内の環境」や「生活習慣の中」にも間接的に歯周病を悪化させるリスクファクターが潜んでいます。歯周病が生活習慣病の1つと言われているのはそのためです。

局所的なリスクファクター(口腔内の環境等)

プラークが溜まりやすい状況になっていたり、歯肉の炎症を悪化させる要因がリスクファクターとしてあげられます。

歯石

プラークを放置すると、唾液中の成分によりカルシウムなどが沈着して歯石になります。歯石表面には細菌が繁殖し、プラークが付着しやすいため、歯周病を悪化させる要因になります。

歯並び

歯並びが悪いところは歯ブラシが当たりにくいため、歯みがきが不十分になりがちで、プラークが増殖して炎症が起こりやすくなります。

不適合なかぶせ物など

口呼吸や歯ぎしりなど、日常的にクセになっている悪い習慣のことで、歯周病を悪化させる原因になります。

口呼吸:鼻ではなく口で呼吸するクセがある場合、口の中が乾燥してプラークがつきやすくなったり、ついてしまったプラークが落としにくくなります。また、歯肉の抵抗力が弱まり炎症が起きやすくなります。

歯ぎしり:歯周組織は歯ぎしりのような横から加わる力には非常に弱いため、歯周病悪化の原因となります。

全身的なリスクファクター

近年生活習慣が歯周病を引き起こしたり、悪化させるリスクファクターであることが分かってきました。
歯周病を予防・改善していくには、口の中の環境はもちろん、生活習慣を見直してリスクファクターを減らし、全身の健康状態を整えていくことが大切です。

喫煙

喫煙は歯周病を悪化させる大きなリスクファクターです。タバコに含まれているニコチンは血管を収縮させ歯肉の血行不良を引き起こします。さらにタバコには一酸化炭素も含まれているので、歯周組織の酸素欠乏を引き起こします。そのため歯周組織は栄養不足になり、歯周病の細菌に対する抵抗力が低下し、歯周病を重篤化させます。

ストレス

精神的ストレスによって体の抵抗力が弱くなったり、生活習慣(歯みがき・喫煙・食生活など)が変化することで、歯周病が悪化しやすい状態になります。

食生活

甘い物、やわらかい物を多く好んで食べる習慣は、歯周病の原因であるプラークを増やしやすくします。また不規則な食事・栄養の偏りは歯周組織の抵抗力を弱め、歯周病の悪化だけではなく、全身の健康に悪影響を与えます。

歯周病が及ぼす全身の健康への影響

最近の研究で、歯周病およびその原因である歯周病菌が心臓や肺炎などの、全身の疾患と
関係があることが分かってきました。
歯周病予防や早期の治療は全身の健康のためにも大切です。

糖尿病

糖尿病にかかっている人には歯周病が多いという調査報告がされています。このようなことから歯周病は糖尿病の合併症の1つに挙げられています。
最近の研究では、徹底した歯周治療で血糖値が改善されることが分かってきました。
このようなことから、糖尿病と歯周病の治療のために医科と歯科の連携が行われるようになってきました。

呼吸器疾患

嚥下障害(物を飲み込むときの障害)があると、口の中の細菌が誤って気管に入り、肺炎を起こすことがあります。このようにして起こる肺炎を誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎)と言います。
特に高齢の方は物を飲み込む際の反射(嚥下反射)が衰えてくるため、誤嚥性肺炎を引き起こす危険性が高いことが分かっています。

早産や低体重児出産

歯周病にかかっている妊婦では、早産や低体重児出産の危険性が高いことが分かってきています。

心疾患

歯周病にかかっている人は冠状動脈疾患などの心臓血管疾患になる危険性が高いことが分かってきています。

脳血管疾患

歯周病にかかっている人は脳卒中などの脳血管疾患になる危険性が高いことが分かってきています。

歯周病の進行

健康な歯周組織

歯肉の色は薄いピンク色で引き締まっています。出血も見られません。
歯と歯肉の境目に1~2㎜程度の溝(歯肉溝)があります。

歯肉炎

歯肉溝にプラークが溜まった状態が続くと、歯肉に炎症が起きて腫れるため、歯肉溝が2~3㎜となり、歯肉ポケットが形成されます。
歯ブラシを当てた時など出血が見られることがあります。

歯周炎(軽度)

歯肉の炎症がひどくなると、歯周病菌が歯周組織に侵入し、歯を支えている歯槽骨や歯根膜が破壊されはじめます。
歯肉溝も3~5㎜と深くなり、歯周ポケットという病的な溝になります。
深い歯周ポケットの中は歯ブラシでは清掃が困難なので、プラークや歯石がたまっていきます。

歯周炎(中等度)

炎症がさらに進行し、歯槽骨も半分近くまで溶けてしまうため、歯が揺れはじめます。
歯周ポケットも4~7㎜とさらに深くなります。歯肉は赤くブヨブヨになり、出血や咬むと痛いなどの症状も出てきます。

歯周炎(重度)

歯槽骨が半分以上溶けて、歯はグラグラになってしまいます。
歯周ポケットの深さは6㎜以上になります。