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コーラを飲むと歯が溶けるの?

みなさんこんにちは🌿
まだ昼間は暑いですが、朝晩は少し冷えるようになりました。寒暖差で体調を崩さないよう気をつけてください。
さて、みなさんは子どもの頃「コーラを飲むと歯が溶けるよ!」と言われたことはありませんか?
なんでコーラを飲むと歯が溶けると言われているか気になる方もいらっしゃると思いますので、
今回は炭酸飲料と歯の関係についてお話しします!

酸蝕歯について

コーラを飲んだからといってすぐにむし歯になるわけではありませんが、
炭酸飲料を常飲される方には歯が溶けていたりすり減っていたりする方がいらっしゃいます。
原因としては炭酸飲料に「酸味料」と「甘味料」が多く含まれていることが考えられます。

酸によって歯の表面を覆っているエナメル質が溶かされてしまい、
知覚過敏やむし歯になる「酸蝕歯(さんしょくし)」なってしまう可能性があるのです。

また甘味料を多く含む飲食物を摂取するとその糖分を餌にしたミュータンス菌(虫歯菌)
によって酸が発生します。
その結果お口の中が酸性に傾き、歯が溶かされむし歯となってしまいます。

※酸蝕歯とは?
  ⇨炭酸飲料の常飲など酸性の強いものが頻繁に歯に直接触れることで、
   歯の表面(エナメル質)が溶けてしまった歯のこと

〈酸蝕歯の症状〉
  ・熱い飲み物や冷たい飲み物がしみる
  ・歯の先端が薄く透けて見えたり、欠けたりする
  ・歯のかみ合わせの部分が平らになっている
  ・歯の表面にくぼみがある
  ・歯のツヤがなくなる

酸蝕歯になりやすい&なりにくい飲食物

歯の表面のエナメル質は、酸性度を表すpHの値が5.5以下になると溶けやすくなるそうです。
酸性度が高い飲食物を頻繁に取っている方は注意が必要です!

酸性度が高い飲食物(pH )⇨ 酸蝕歯になりやすい!

炭酸飲料(2.2)
スポーツ飲料(3.5)
ワイン(3.8)

酸性度が低い飲食物(pH )⇨ 酸蝕歯になりにくい!

お茶(6.3)
牛乳(6.8)
ミネラルウォーター(7.0)

酸蝕歯の治療法

〈初期の場合〉
 フッ素塗布をする

⇨フッ素塗布により歯の表面のエナメル質を強化することで
 歯が溶けるのを防ぎます!
 またフッ素はむし歯予防にも効果的なので、
 定期的に行うことをオススメします。

〈中~後期の場合〉
 詰め物、被せ物をする

⇨歯が削れてきたり、欠けてしまったりした場合は、
 コンポジットレジン(保険適用)で詰め物や被せ物をして治します。

歯を溶かさないための対策

①口をゆすぐ

炭酸飲料をに飲んだあとのお口の中は酸性に傾いています。
酸性に傾いている状態だとむし歯になりやすいので、
飲んだあとは水で口をゆすぐようにしましょう!

②飲む回数を減らす

酸や糖分が多く含まれている物をたくさん摂取するとむし歯になりやすい環境になってしまいます。
飲む頻度を減らすことでお口の中が酸性になるのを防ぐことができます!
また複数に分けて長時間飲んでしまうとむし歯になりやすい状態が続いてしまうので、
一度にまとめて飲みきることがおすすめです!

③歯科医院でメインテナンスを受ける

ミュータンス菌(虫歯菌)は歯垢や歯石に住み着き繁殖します。
歯科医院での定期的なメインテナンスでしっかり取り除くことが大切です!

現代人は酸蝕歯が増えていると言われており注意が必要です。
ご自身の歯が酸蝕歯かなと思われた方や少しでも心配だなと思われた方は
ぜひ歯科医院へご相談ください💁

(記:今井 花南)

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