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歯石って何??

みなさんこんにちは♩♩
暖かくなり、過ごしやすい季節になりましたね(*^_^*)
お花もたくさん咲いて、景色も華やかになってきました♩♩
新生活がスタートする方も多いと思いますので、新生活を楽しんでください♩♩

さて今回は歯石について書いていきます。
歯科医院で歯周病や歯肉炎と診断された方は歯石を取りますと言われると思いますが、
ほとんどの方は聞いたことはあるけど歯石って何??
取らないとどうなるの??
と、いまいちよく分からないことも多いかと思います。

歯石とは何か?
なぜ歯石を取らないといけないのか?
今回は歯石について書かせていただきます(^o^)/

【歯石とは?】
歯石とは、歯に残ったプラーク(歯垢)と呼ばれている細菌のかたまりがだ液や血液の成分で石灰化を起こして固まってしまったものが歯石です。
歯石の表面はザラザラしており、プラーク(歯垢)が付きやすく、そのプラークがまた歯石になり、歯石はどんどん大きくなります。

【歯石には種類があります】
①歯肉縁上歯石
 歯と歯肉の境目よりも上に付く歯石、目で見て見えるところに付く歯石を歯肉縁上歯石と言います。
白や黄白色の歯石で、比較的やわらかいため、歯科医院にてスケーリングという処置で取ることができます。

②歯肉縁下歯石
 歯と歯肉の境目よりも下(歯の根っこ側)、歯周ポケットと呼ばれる歯肉の中に付く歯石を歯肉縁下歯石と言います。
こちらの歯石は歯肉の中の血液の成分の影響で黒っぽい色をしています。
歯周ポケットの中に付くので、かなりたくさんの量が付いていない限りは目では見えず、知らず知らずのうちに付いてしまいます。
歯周ポケット内に入り込んでいる歯石は、常に歯肉の内側に歯石・プラークが触れている状態になりますので、歯肉は常に炎症を起こし、赤く腫れたり・出血もします。
この歯肉縁下歯石をそのままにしておくと、歯周病はどんどん進んでしまい、歯を支えている骨まで溶かされてしまいます。
この歯肉縁下歯石は歯の根っこのセメント質にがっちりとくっついていて、硬くて取れにくいという特徴があります。
歯科医院ではスケーリングで歯肉縁上歯石を除去したあとに、SRPという処置で歯肉縁下歯石を除去しますが、簡単には取れないことも多く、場合によっては麻酔をして除去したり、歯肉を切って除去することもあります。

歯みがきで磨き残したプラークが2日間ほどで歯石に変わってしまうと言われています。

・歯と歯肉の境目や
・歯と歯の間は
歯みがきもしにくく、磨き残しも多いところになりますので、汚れや歯石が付着しやすい部位です。
歯石はその名のとおり石のように硬いため、一度歯に付いてしまうと歯ブラシでは取ることができず、歯科医院での除去が必要になります。

【一度歯石を取れば大丈夫?】
それはまちがいです。
もちろん一度歯石を除去することにより歯肉の状態は良くなりますが、細菌は2~3ヵ月で戻ると言われておりますので、その状態を保つためにはおうちでの毎日の歯みがき(プラークコントロール)をしっかり丁寧に行うこと、そして歯科医院での定期的なクリーニングにより大きな効果が出て、歯周病予防の第一歩になるのです(^_^)

(記:松澤佳奈子_歯科衛生士)

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