赤ちゃんの歯は妊娠中から育っています~歯育~
皆さんこんにちは!
今回は、子どもの歯育てについてお話しします😊
赤ちゃんの歯は、お母さんのお腹の中にいるときから発育が始まっていて、実は、乳歯だけでなく永久歯の芽もでき始めているのです。
丈夫な歯をつくるには、お母さんがバランスのとれた食生活をし、お腹の赤ちゃんに栄養を補給することが大切です。
妊娠中の食事 積極的にとりたい栄養
カルシウム(乳製品、小魚、豆乳や大豆製品、海藻類、緑黄色野菜)
赤ちゃんの骨や歯、血液、神経組織をつくる
タンパク質(肉、魚、卵、乳製品、大豆製品)
赤ちゃんの歯の芽をつくる
リン(米、牛肉、豚肉、卵)
歯の石灰化(硬くなること)
ビタミンA(豚肉、レバー、ほうれん草、にんじん)
歯の表面のエナメル質
ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)
エナメル質の下の象牙質
ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)
カルシウムの代謝や歯の石灰化
鉄分(小松菜、ほうれん草、ひじき、レバー、赤身肉、カツオ、ぶり)
妊娠中は貧血になりやすくなる
歯並びの土台は授乳の時につくられる
赤ちゃんの顎の発育が遅いと、歯の生えるスペースが狭くなるため、歯並びがガタガタになってしまいます。
そのために、まず大切なのが、授乳の仕方です。赤ちゃんがおっぱいを吸う行為が唇や舌を使う筋肉を発達させ、その刺激であごも発達するからです。
あごを育てる授乳のコツ
乳首をしっかりお口に含ませ、お口全体を使えるようにしましょう
赤ちゃんの目を見ながら授乳しましょう
哺乳瓶の場合は、乳首が劣化するとラクに飲めてしまうため、乳首はまめに取り替えましょう
乳歯は3歳頃までに生えそろう
生後7~8ヵ月頃になると、初めて歯が生えてきます。1歳頃には上4本、下4本の前歯が生え、2歳半から3歳くらいまでに20本の乳歯がそろいます。
7~8ヵ月・・・歯が生え始める
1歳頃・・・上下4本の前歯が生える
3歳・・・乳歯20本が生えそろう
乳歯は虫歯になりやすい!
乳歯は永久歯に比べてエナメル質がやわらかく薄いため、虫歯になりやすいです。
痛みも感じにくいため、気づいたときにはかなり進行していることも。乳歯の虫歯を放置していると、永久歯にも影響があります。
3歳までに歯みがき習慣をつけましょう
虫歯は、虫歯菌(ミュータンス菌)によって起こります。生まれたときの赤ちゃんのお口には、虫歯菌はいません。虫歯菌の多くは、お母さんのお口から入ってくるということが分かっています。出産前にお母さんの虫歯をゼロにしておくことが大切です。
やってはいけないこと
・フーフーと息をかけて冷ました離乳食を与える
・大人が口に入れたスプーンやフォークを赤ちゃんのお口に入れる
・お口にキスをする
どれも虫歯菌が移る原因に・・・。でも愛情表現やスキンシップも、もちろん大切! だからこそ、接する大人もお口のケアが大切ですね♡
歯が生え始めたら歯医者さんデビュー!
まずは歯医者さんに慣れましょう!
最初のうちに 「歯医者さんは楽しいところ♪」という印象がついてくれたら、しめたもの。
決して歯医者さんは怖いなんて、教えないでね♡
(記:朝倉 楓)