子どもの歯並びについて
こんにちは☻
暖かな陽の光とともに、小さな虫や花草を見かける季節になりました。だんだんと暖かくなり、気分も明るくなりますね!
今回は、お子様の歯並びについてお話していきます。
「うちの子なんで、歯並びが悪いのかな」「家族の中でもこの子だけ...」と思っている、お母さん、お父さんいらっしゃいますか?
歯はしっかり並んでいるように見えて、実はまわりの影響をとても受けやすい性質です。
このあと詳しく説明していきますね🌼
歯並びが悪いとどんな影響が出る?
●歯磨きがしにくく、むし歯・歯周病になりやすい
歯並びが悪いと、歯磨きがしにくくなります。
その結果、うまく磨けていないところが増え、むし歯・歯周病のリスクが高まります。
●歯ぎしりする可能性が上がる
歯のかみ合わせがうまくいっていないと、歯ぎしりが起こりやすくなると言われています。
無意識のうちにしてしまっているため、簡単にやめることはできません。さらに、歯ぎしりをしたときに歯の負担も大きくなる傾向もあります。
歯並びが悪いと、歯ぎしりで歯が削れやすくなったり、力がかかりすぎて顎関節症になったりするリスクが上がります。
歯並びが悪くなる3つの原因
●幼少期の癖
歯のまわりには、ベロ、くちびる、ほっぺがありますね。これらはすべて筋肉です。筋肉の力は大きく、これらに影響をうけて歯はその場に置かれているだけなのです。
わかりやすい例として、指しゃぶり。一時的では問題ないですが、長期間続くと、出っ歯になります。
ベロの癖や頬杖をつくことも少しずつ噛み合わせが悪くなる原因なので、お子様がやっていないかどうか、気をつけて見る必要があります。
●姿勢が悪い
姿勢が悪いと歯並びにも影響が出ます。普段の姿勢で背骨が曲がっている状態だと、顎関節症になりやすく、歯並びにも影響が出ることもあります。また、寝るときの体勢にも注意が必要です。
寝るときに、横向きで寝てしまっていると、同じ方向から力が口元にかかってしまいます。
1日7~9時間眠っているお子様の場合、1日の3分の1は口元や顎に負担をかけている状態です。
毎日、力を加え続けることで、少しずつ歯並びが悪くなっていきます。
●遺伝
遺伝によって、もともと歯並びがあまり良くない場合があります。
歯の大きさ、骨格、顎の大きさや形はご両親に似る場合が多いため、ご両親と同じように歯並びが悪くなりやすいです。
ご両親の歯並びが悪い場合には、お子様も歯並びが悪い可能性も高いため、早めの段階で歯科医院を受診することをおすすめします。
お子様の歯並びをよくする方法
口のトレーニング
歯並びに影響する口の周りの筋肉を鍛える方法に、口のトレーニングがあります。
「唇の力」「唇周辺の筋肉の力」「舌の力」「噛む力」などの口の周りの筋肉をトレーニングしていき、正しく機能させていく方法です。
特に、舌の位置が悪いと、舌が歯と常に触れてしまい、歯並びに影響する場合があります。
お口のトレーニングで舌の位置を正常にし、正しい使い方を教えることで歯並びが悪くなるのを未然に防ぐ効果が見込めます。
トレーニングする時期は永久歯が生えてくる3歳~6歳。
永久歯になってみないと効果があったかはわからないので、あくまでも予防の一環として取り組むのが良いですね。
小児矯正
歯科矯正は、顎の位置や骨を器具を使って正しい位置に戻し、噛み合わせや歯並びを綺麗にする治療方法です。
矯正装置を使い、歯や顎を正しい位置に少しずつ戻していきます。
お子様の歯並びのことで心配なことや疑問などありましたら、お気軽に当院へご連絡ください☆
スタッフ一同お待ちしております😊
(記:髙橋 聖奈)