親知らずは抜いた方がいい?
みなさんこんにちは⛄
いよいよ2024年がスタートしました!
みなさまはどんなお正月をお過ごしになられましたでしょうか?🎍
今年もいい1年にしていきましょう!
さて、みなさんお口の中にまだ抜いていない親知らずはありませんか?
歯医者さんに抜いた方がいいと言われたけど「どうすればいいか分からない」、
痛みが出てきて「不安・・・」という方いらっしゃいますよね。
今回はそんな親知らずについてお話ししていきます!
親知らずとは
親知らずとは奥歯の最も後ろに生える永久歯です。
生まれつきない方、存在しても斜めになっていて生えてこないという方もいらっしゃいます。
親知らずは最前方の前歯から数えて8番目にあり、永久歯の中で最後に生えてきます。
生える時期が10代後半から20代前半で、親に知られることなく生えてくる歯であることから
「親知らず」と呼ばれています!
なぜ放っておくとよくないの?
骨の中で横向きや斜めに埋まっている、あるいは斜めに頭を出している親知らずは、
生えようとして隣の奥歯を傷つけたり、隣の歯とのすきまにプラーク(細菌の塊)を
溜めてむし歯や歯周病の起こす原因になります😣
まっすぐ正常に生えている歯であれば抜く必要はありませんが、「将来トラブルが起きる」
と歯医者で指摘された時は早めに抜くことおすすめします!
問題がある親知らずを放置すると起きること
・歯ぐきの炎症
⇨プラーク(細菌の塊)や食べかすが溜まり歯ぐきに炎症が起きる。
放置すると頬や首まで腫れてしまうこともあります。
・歯周病(歯周炎)
⇨溜まったプラーク(細菌の塊)が炎症を起こし、歯を支えている骨が溶けてしまう。
治療が手遅れになると隣の奥歯を失ってしまうことも!
・むし歯
⇨隣の歯とのすきまの歯ブラシで掃除ができないところにプラーク(細菌の塊)が
溜まりすいためむし歯になりやすい。
・かみ合わせが悪化
⇨親知らずに押されて手前の歯が倒れ、上の歯とうまくかみ合わなくなり
食事の時に支障が出てしまう。
親知らずQ&A
Q 親知らずの抜歯はほかの歯と比べてどうして大変なの?
親知らず骨の中に埋まっている部分が多いので、顎の骨を削って頭を出し抜かないといけない
ため他の歯と比べて時間もかかり大変です。
Q どんな時期に抜くのがいいの?
疲れたとき、ストレスがあるときに悪化しやすいです。
妊婦さんは親知らずが悪化すると大変なので、将来出産を考えている方は、
妊娠前に抜くことをおすすめします。
抜いた後の痛みや腫れ(約1週間)も含めて抜歯する際は計画を立てましょう。
Q 抜いたあとの腫れや痛みはどれくらい続くの?
頬などの腫れは、抜いてから2・3日がピークで1週間ほどで引きます。
痛みは患者さんごとに個人差がありますが、大体2~4日で引いてきます。
「痛い」と感じてきたら早めに薬(鎮痛剤)を飲むことをおすすめします。
Q 麻酔注射や抜歯が怖い。なにかいい方法はあるの?
麻酔注射や抜歯が怖いという方、歯科恐怖症の方は全身麻酔下や静脈内鎮静法など
で行う方法もあります。
麻酔科の先生と連携が取れる専門機関(病院)を紹介させていただきます。
※静脈内鎮静法とは・・・点滴から鎮痛剤を投与することで、気持ちがリラックスでき
快適に治療を受けられる処置のこと。
歯科医院を受診しましょう!
親知らずは必ずしも抜歯しなければいけないということはありません。
歯医者さんと相談して、痛みや腫れがあったり、「将来トラブルが起きる」と
言われた時は抜歯することを検討してみてください。
親知らずを抜いた方がいいかわからない方、今痛みや腫れがある方は
ぜひ相談にお越しください☺
(記:今井 花南)