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知っておこう!災害時の口腔ケア🦷

こんにちは
今回は災害時の水不足のなかでもできる口腔ケアの方法をお話しします!

災害時に起こるお口の変化

災害は地震、津波、台風、豪雨などの自然災害だけではなく、大規模な火災など
いつどこで起こるかわかりません。
災害時は不規則で偏った食生活やストレスで免疫力が低下します。
こうした状況で歯磨きができないとお口の中の細菌が増え、虫歯や歯周病・口臭の原因となります。
また免疫力が低下しているお年寄りなどは、口の中の細菌が唾液とともに肺に流れ込んで肺炎を起こす
誤嚥性肺炎」という感染症を引き起こすリスクが高まります。
歯磨きなどの口腔ケアを行うことで誤嚥性肺炎の予防につながり、命を守ることにもつながります。
災害時こそお口の中を清潔にしておくことが大切です!

災害時の口腔ケア

ケア方法① 水が少ない時

① 少量の水をコップに準備し、その水で歯ブラシを濡らしてから
  口の中に入れ、歯を磨きます。

② 歯ブラシが徐々に汚れたらティッシュ(できればウェットティッシュ)で
  拭き取り、再び水で濡らして歯を磨きます。 これを何回か繰り返します。

③ 最後に残ったコップの水を小分けにして口に含み、
  2~3回の中をすすぐようにしましょう。

ケア方法② 水が使えず歯ブラシがない時

ハンカチやティッシュを指に巻き、歯をしっかり拭き取り汚れを取るようにしましょう!

ケア方法③ 歯ブラシがない時

歯ブラシがないときは食後に30ml以上の水かお茶でしっかりうがいをしましょう!

ケア方法④ 水が使えない時

あれば市販の液体歯みがきを口にふくみ、口の中をすすぐようにしましょう!

マッサージで唾液の分泌を促す

耳の下に指を4本当て、顎の付け根のくぼみに親指を当てマッサージをします。
唾液には口の中の汚れを洗う役割もあります!

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入れ歯のお手入れ

1日1回は外して洗うようにしましょう!
洗えない場合は柔らかい布やティッシュで汚れを拭うことをおすすめします。

もしもの時のために
準備しておこう口腔ケア用品

口腔ケア用品は虫歯や歯周病などのお口の中のトラブルや、誤嚥性肺炎などの感染症から
身を守るために必要なものです。
避難袋に事前に準備しておくようにしましょう!

□歯ブラシ                                         
□歯磨き粉
□液体歯みがき
□普段使っている清掃用具(フロス・歯間ブラシ・舌ブラシなど)
□ウェットティッシュ(できれば口腔ケア用のもの)
□ミネラルウォーター(飲料としてはもちろん、うがい時にも必要)
□紙コップ
□入れ歯を使用している方は入れ歯洗浄剤や入れ歯ケースなど

まとめ

災害時の口腔ケアは健康を守るためにとても大切です!
適切なケアをしっかり行うことで感染症などを予防でき、事前に口腔ケア用品を準備しておくことで
もしものときに対応することができます。

また非常時に十分な口腔ケアを行うことは難しいと思いますので、
日頃からのケアや定期的な検診でお口の中の環境を整えておくようにしましょう!

(記:今井 花南)

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